1型糖尿病 30代の妊娠&育児奮闘記!

20才で一型糖尿病が発覚し、今14年目に突入した34才の妊娠&育児奮闘記。妊娠が発覚してからインスリンポンプとCGMの導入を開始しました。少しでも、一型糖尿病の方やご家族と情報や気持ちを共有できればと思っています。

妊娠中の息抜き

こんばんは。みおです。

 

妊娠前はお酒好きな方や、

たばこ好きな方、カフェインがないとたまらない方など

妊娠中は何かと我慢を強いられますよね。

 

私自身はタバコは吸わないものの、

お酒大好き(特にクラフトビール

コーヒー大好き(大学時代はスタバでずっとバイトしてたほど)

なので、妊娠期間中は何かと我慢我慢の毎日です。

 

息抜きに楽しみを探そうにも、

激しいスポーツはできない(ボルダリングしたいんですけど)

やけ食いもできない(CGMの値が気になる)

ゲームするための体力もない(眠気がひどい)

といった感じで、中々妊娠は辛いな…と思っています。

 

しかしそんな中、最高のストレス解消法が!

 

それは映画。

私は元々、ホラーやアクション、

具体的にはゾンビ映画や戦争映画が大好きなんです。

 

もっと胎教にいいものを…と映画仲間には言われますが、

ここまで我慢すると本当に辛いので

私自身の楽しみが赤ちゃんに伝わればいいなーと思います。

 

連休中は夫と二人でハクソーリッジを観てきました。

メルギブソン監督ということもあって、沖縄上陸戦の映像は期待していたのですが

映画の半分はヒューマンドラマでしたね。

 

それでも白兵戦の描写はリアルで音もカメラも素晴らしく、

個人的には中々よかったと思います。

 

映画中、インスリンポンプの低血糖アラームが鳴らなかったのもよかった。

 

映画やデートの最中にインスリンポンプのアラームが鳴ると、気が気じゃなくなりますもんね…

 

息抜きやストレス発散法は人それぞれ、と言いますが

しばらく私は好きな映画ではしゃぎたいと思います。

 

厳しい夏はこれからです。

やっていきましょう。

 

妊娠経緯17週3日目

こんにちは。みおです。

 

現在、妊娠は17週に入りました。

5ヶ月に入ってもつわりが続いていましたが、

ここ数週間はそれも終わった様子で一安心。

 

つわりの時は吐きづわりがひどかったため

時に低血糖に陥ることもしばしばありました。

あの時は本当に辛かった…

それでも、夏本番の前に夏バテにもならずによかったです。

 

お腹の子の成長は妊娠当時から特に異常なく、至って健康な様子。

 

私自身も妊娠当時からほとんど体重増加もなく、

これも血糖コントロールのための食事管理で

良い副産物かな〜と思っています。

 

私としては、性別はどっちでもいいから、健康な体と心で生まれてきて欲しいと願うばかりです。

 

来週、また総合病院の産科へ定期検診に行くので

その時の様子はまた後日。

 

一型糖尿病ということで、定期検診の費用も健康体の人より2500円プラス(ハイリスク妊婦だから、とのこと)

 

産科も総合病院か大学病院じゃないと危険だから〜ってことで

平日受診せざるを得ないのが辛いところですが

これもいい経験ですよね。笑

 

お腹の赤ちゃんは本当に、なんとか健康体で生まれてきてね!

病気や障害を持って生まれてくる子も大勢いるけど

やっぱり何もない方が、気持ちが楽に生活できると私自身思ってるので。

 

毎日のご飯で思うこと

こんばんは。みおです。

 

糖尿病をわずらった方は誰でも一度は栄養やカロリー、炭水化物量について勉強し

何かしら生活に取り入れていらっしゃるかと思います。

 

私もその一人ですが、

今はカーボカウントで生活しています。

 

カーボカウントとは?

食事中の炭水化物(糖質)量を把握して、食後の血糖値を調整する方法のこと。

食べる炭水化物(糖質)の量と、

それを代謝するために必要なインスリンの量を知ることによって、

食後の血糖値を安定させることができます。

この方法では、食事に含まれる炭水化物(糖質)の量を

「カーボ」という単位に換算します。

 

要するに、毎食口にする白米やパン、おかずに含まれるカーボ数を自分で計算し、

それに応じたインスリン量を投与することにより

血糖コントロールをしようとする方法です。

 

20才に発症した頃はカロリー計算で

インスリン量を決めていました。

カーボカウントなんてまた勉強し直しか〜と面倒に思いましたが、

今の時代、コンビニで買う物はほとんど炭水化物量の記載がありますし、

カーボカウント用の本もたくさん出ています。

 

何より、カロリーよりもカーボカウントの方が

私は絶対的にコントロールしやすい!

 

1カーボ=インスリン量◯単位、

という形でポンプに登録し、後は毎食

ポチポチ打ち込むだけで簡単に計算して投与してくれる。

便利な世の中です…

 

お陰で食後の急な高血糖に見舞われることはなくなりました。

 

それでもやっぱり、こんな計算しねくてもいい体がうらやましいな…なんて

友達や家族を見てると思います。

 

まだまだ、10年経っても自分の体の都合を受け入れられない私でした。

 

 

インスリンポンプでオシャレすること

こんばんは。みおです。

連日、割と真面目に記事を書いていますが

今日は思春期の方は誰もが気にするオシャレの話など!

(私の思春期はかなり昔に終わってますが)

 

インスリンポンプを導入した方々は皆さん、

気兼ねなくインスリン注入ができる、

血糖値が数値で見られるから楽、

ベーサルインスリンの調節がすぐ行える、

など利点を上げられますが、私の中で何よりもマイナスなのは

 

【24時間、体にポンプをくっつけていなければいけないこと】

 

です。

入浴時や運動など短時間で外す方はいらっしゃいますが

基本的には腰あたりにクリップなどで携帯しておく必要があります。

 

私はこれが一番悩みのタネ…

なぜなら、体に沿ったトップスの服装が好きだからです。

妊婦ならゆったりした服装を…とおっしゃるのは重々承知ですが

まだお腹もそんなに目立たない時期。

 

白Tシャツをスカートにインして着たり、

ブラウスをスカートにインして着たり、

上ぴったり下ふんわりのワンピースも着たい!!!!

 

って思ってました。

 

ネットで色々調べたところ、利用者の方の中にはスパイベルトでシャツの中に仕込んでいる方もいるようです。

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それでもインスリンポンプには厚さがあるので腰回りはもたつくし、

ベルトで固定しても出っ張りはどうしようもない…

 

今年の流行が上半身ゆったり、

丈も長めのゆったりスカートが主流で

自分が妊婦で良かったな〜と諦めはつきますが、、、

ワンピースの時はスパイベルトなどで中にポンプを着けるものの

低血糖のアラームが鳴るとどうしようもなくなる始末。。。

 

何かいい解決方法はないのでしょうかね?

 

女性ではブラに引っ掛けたり、太ももに固定する方もいらっしゃいますが

やっぱり出っ張りは気になる……

 

10代の子とかは服装に困るだろうなーと

途方に暮れながら生活している私でした。。

現在のインスリンポンプとセンサーの話

こんにちは。みおです。

今日は現在CSII療法で使用している製品や薬について

紹介しておきます。。

と言っても、今年四月に導入したばかりなので特別なものは使ってないです。

 

◯インスリンポンプ
ミニメド 620G

◯センサー

CGMトランスミッタ

◯薬

ノボラピッド

 

以上です。

あとはポンプの不具合が発生した時用に、

出かける際はノボラピッドのペン型と注射針をペンケースに入れて持ち歩いてます。

 

以前は食前に投与するインスリンはアピドラを使用していましたが、

妊婦の使用実績が高いという理由でノボラピッドに変えた経緯があります。

 

インスリンポンプ導入のための入院時は低血糖が多発していましたが、

現在はインスリンの量調整も上手くいってるかな?という状況です。

 

四月上旬でHba1c7.5だったところ、

六月中旬には6.3まで下げることができています。

 

毎日の血糖測定や2日おきのカニューレの交換、

インスリンポンプを装着している煩わしさもありますが、

総合的に見たらいい方向に向かってるのでは?と期待してます。

 

ただ、着る服を限定されることがすごーーーくストレスになってて、

いい解決法はないか…とネットで情報収集しまくってます。

 

この辺りの話は明日にでも書きたいと思います。

やっていきましょう。

妊娠発覚からインスリンポンプ導入まで②

こんばんは。みおです。

 

今日もインスリンポンプ導入まで、経緯を簡単に書いていきたいと思います。

 

総合病院へ検診にかかった当日、先生の信頼できる人柄と

治療法の実績からインスリンポンプ導入を決めました。

 

そして翌日午後から入院。

当時はまさかこんな急に入院!?と面食らっていましたが、

結論としては二泊三日でも入院して良かったです。

 

理由は、

・インスリンポンプの扱いに慣れたこと

・先生方とじっくり話ができ、人柄をお互い確認できたこと

・センサー導入までスムーズに行えたこと

でした。

 

検診当日、その場で入院の手配を組んでくれたM先生の行動力と

看護師さんの支えがなければ、こんなにスムーズにはいかなかったと思います。

 

妊娠報告と別の病気のために入院します、と

電話報告した会社の上司はびっくりしていましたが

女性が多く、社員の妊娠にも理解がかなりある会社のあるため

事情を話して快諾してくださいました。

 

糖尿病での入院は二度目。

一回目は20才で発症した時のことです。

今回は期間も明確で、目的もはっきりしていたので

気持ちに余裕のある入院でした。

 

前日、検診後に早速ポンプを装着し、

簡単な操作方法は教わったものの

機能や扱い方法はほとんど頭に入っていない状態。

インスリン注射のアピドラ、トレシーバをやめて

検診当日の夕食、翌日の朝食、昼食を食べましたが

ポンプの操作は恐る恐るしていました。

 

入院手続きをする最中、主治医のM先生、担当医のO先生がわざわざ来て

血糖測定の重要性、インスリンポンプの有効性について

しっかりと説明してくれました。

 

入院中、注意するように言われたことは2点。

・妊婦は一日7回の血糖測定を習慣化すること

・インスリンポンプの扱いを自主的に身につけること

・センサーの導入について検討すること

 

私はもともと好奇心旺盛な方で、気持ちも楽観的ではあるので

新しい薬や治療法の導入は前向きなタイプですが

生活習慣が変わるな…とはっきり覚悟したのを覚えています。

 

主治医のM先生の方針から、何度も言われたのは、

「うちの病院は看護師が一緒に悩んでくれるのがいいところ。

どの看護師もじっくり話してくれるから、気になったことは相談して。」

 

医者が患者にああしろこうしろと指示するのではなく、

患者さんが自分の血糖値を見て、

医者や看護師と相談しながら、

自分で治療を模索する方針なんだ、とのこと。

 

患者の裁量権、という表現が正しいかはわかりませんが、

私自身は今でもこの方針が合っていて

上手くいってると思います。

 

また、M先生のいないところで、担当医のO先生(私の一つ下の女の先生)と看護師さんが私のベッドに来て

 

「みおさんみたいにフルタイムでしっかり働いてきた人が

結婚や妊娠を機会に仕事をやめないといけないとか

生活を一変させることに抵抗があるのはとてもわかる。

 

だから治療のためとは言え、仕事をやめたり諦めたりしないで、

上手くいく方法を一緒に考えていきましょうね」

 

と言ってくださったことは、本当に心の支えになっています。

 

入院中、ポンプの使用方法や低血糖時の対処方、

チューブの取替え方など教わりましたが

一番勉強になったことは血糖測定の習慣化、

そして先生とじっくり話すことで信頼関係を結ぶことができたことでした。

 

入院中、改めて夫と相談し、センサーの導入も決めました。

お金のことは後でどうにでもなる、

みおちゃんの体を優先しよう、と言ってくれた夫の言葉で

また一歩、生活習慣は変わりますが、治療法に積極的になれたと思います。

 

そして、私のインスリンポンプ生活がゆっくりと進行していきます。

妊娠発覚からインスリンポンプ導入まで①

こんばんは。みおです。

今日は妊娠発覚からインスリンポンプ導入までについて少しだけ。

 

私は20才で発症してから妊娠発覚までの10年間、毎日インスリン注射による治療を行っていました。

その時使用していた薬は

・アピドラ(食前/一日3回)

・トレシーバ(眠前/一日1回)

 

通院は月に一回。血液検査も月に一回。

一型糖尿病の妊娠時のリスクについてはわかっているつもりでした。

しかし、血統コントロールも上手くいっていない状況、

血統測定も一日2回程度しかせず、ほぼ勘でインスリン注射をしている日々を送っていました。

 

私は健康体じゃないし、

子供もそんなに好きでもないし、

妊娠はそのうちでいいかな…なんて思い、

夫ともなんとなく話をしながら結婚して3年。

 

自分の年齢が30才を迎える頃、ようやく、妊娠できる体へ憧れていることに気づきました。

なので、妊娠が分かった時は、うれしかったです。

 

妊娠が発覚した翌週、いつも通院していた町の病院に行き主治医の先生に相談。

すると青い顔をして、「一型糖尿病の妊婦の患者は診たことがない」と告白されました。

今にして思えば、糖尿病患者全体の数パーセントしかいない一型糖尿病ですから

当たり前なのかもしれません。

 

しかしその反応を見て、私は「妊娠してはいけなかったのかも」と大きな不安に

駆られたのを覚えています。

 

私の体はどうなっても、将来家族や子供はできるだけ健康でいてほしい。

それはずっと、妊娠する前から思っていました。

 

翌日、主治医の先生が急いで紹介してくれた総合病院に行き、

1型糖尿病の権威であるM先生から直接お話しいただくことができました。

(やはり持つべきものはネットワークのある主治医ですね。。。)

 

「Hba1c7.5だけど、うん、大丈夫だよ。なんとかなるよ。」

 

もちろん奇形児やその他のリスクは他の人より少し高くなるけど、

正直健康体の妊婦さんだって可能性はあるんだから、と。

 

しっかりと実績を積んでいる病院の先生から、そういう楽観的な言葉を聞くことができ、

私は思わず涙してしまいました。

 

その場にいた先生、看護師さんが驚いていましたが、

妊娠がわかってからM先生とお会いするまで、ずっと不安と責任の重さと自己嫌悪で

押しつぶされそうだったからです。

 

その日、インスリンポンプとセンサー(CGM)を連動した治療法について提案を受け、

大きな費用負担(ポンプだけで月1万円増、センサーを取り付けたら3万円増)や

日々の生活が変わることなど、心配も少々ありましたが、

夫にはほとんど相談もせず、独断でインスリンポンプの導入を決めました。

 

なお、その時点では費用不安の大きなセンサーの導入は決断できず、

主人と話し合って決めます、と伝えてその日から早速装着。

 

さらに、インスリンポンプ導入と当時使用しているトレシーバが抜けるまでの

インスリン料管理のため、2泊3日の短期入院を提案されました。

会社とも相談し、翌日から入院することに。

 

その日の晩、インスリンポンプの導入に対し、

諸手を上げて賛成してくれた夫には心から感謝しています。

 

そして、私のインスリンポンプ生活が始まるのです。